記録のルール

どのアクセスが記録され、どれが記録されないのか。訪問タイプ・国・IP アドレスがどう決まるのか。数字を正しく読むための前提をまとめます。

記録されるもの・されないもの
記録されるもの・されないもの

記録されるアクセス

記録は、ページを返し終えた後にサーバー側で行います。

記録されないアクセス

アクセス理由・変え方
WordPress の管理画面サイトの訪問ではないため記録しません。
画像・CSS・JavaScript・フォントなどのファイルページの部品なので記録しません。設定の「静的ファイルを除外」とそのパターンで決まります。オフにしても、主な画像・CSS・JavaScript・フォントは記録しません。→ 静的ファイルを除外
「ログ除外URIパターン」に一致するページ設定で決めたパターンを含むページは記録しません。→ ログ除外URIパターン
サーバー自身からのアクセス設定の「自サーバーIPからのアクセス除外」がオン(初期値)のとき。→ アクセス除外設定
ボットのアクセスで 404 になったもの存在しない URL を試すボットの記録で、ログが埋まらないようにしています。
User-Agent が空のアクセス記録しません。アクセス自体を拒否することもできます。→ User-Agentが空のアクセス
WordPress の裏の通信(REST API・管理画面の非同期通信・定期処理)ページの閲覧ではないため記録しません。開発者向けの設定で記録させることもできます。
WordPress の入口を通らない処理(サーバーのコマンドラインから実行した処理や、サイトの中に置いた別のプログラムが WordPress を読み込んで動くもの。例: 別のホスト名で動かしている API)このサイトのページへのアクセスではないため記録しません。ブロックの設定で拒否することもなく、訪問者を見分ける Cookie も送りません。
先読み・プレビューのための通信、ヘッダーだけを確かめる通信ブラウザや検索エンジンの先読みなど、人が見たわけではない通信です。
ブロックしたアクセスブロックの画面を返し、記録はしません。

訪問タイプの決まり方

訪問タイプの決まり方の分岐図
訪問タイプは、訪問の記録(Cookie)と参照元で決まります
条件訪問タイプ意味
訪問の記録(Cookie)がない、または読めない新規初めて来た訪問者、または Cookie の有効期限が切れた訪問者
Cookie があり、このサイトのページから来たページ遷移サイトの中でページを移動した
Cookie があり、ほかのサイトから来た、または参照元がないリピーター検索やブックマークなどから、もう一度来た

訪問者 ID と Cookie

訪問者を見分けるため、訪問者のブラウザに Cookie を 1 つ保存します。プライバシーポリシーや Cookie の同意の表示に書くときは、次の内容を参考にしてください。

項目内容
Cookie の名前kssl_visitor_tracker_KSSLID
保存する内容ランダムに作った訪問者 ID と、初回・最後の訪問の日時
有効期限設定の「Cookie有効期限(時間)」(初期値 24 時間)
性質ページの JavaScript からは読めない設定で、HTTPS のサイトでは暗号化された通信でだけ送られます
目的同じ訪問者の再訪問・ページの移動を見分けるため(訪問タイプとユニーク訪問者数)

IP アドレス

アクセス元の IP アドレスを記録します。Cloudflare を経由するサイトや、サーバーの前にプロキシ(中継サーバー)があるサイトでも、中継サーバーではなく訪問者の IP アドレスを記録します。訪問者が送ってくる情報を無条件には信用しないので、訪問者が IP アドレスを偽って記録させることはできません。

補足

社内のネットワークや同じサーバーの中からのアクセスは、プライベートな IP アドレス(国は「LAN」)で記録されます。特殊な中継サーバーの構成で訪問者の IP アドレスが正しく記録されないときは、開発者向けの設定で中継サーバーを追加できます。

国の決まり方

1

ブラウザの言語設定から推定します(常に行います)。たとえば日本語(ja)のブラウザなら JP です。そのため、国の数字は「住んでいる国」ではなく「使っている言語」に近くなります。

2

言語から分からないとき、IP アドレスから調べます(設定の「IPアドレスから国コードを推定」がオンのときだけ)。外部の IP 位置情報サービス(ip-api.com)に訪問者の IP アドレスを送って調べ、結果を 7 日間覚えておきます。ボットには使いません。

3

社内のネットワークなどのプライベートな IP アドレスは「LAN」、分からないときは空(一覧では「–」)です。

注意

IP アドレスから調べる設定をオンにすると、訪問者の IP アドレスが外部のサービスに、暗号化されない通信で送られます。プライバシーポリシーへの記載を検討してください。

ボットの判定

User-Agent(ブラウザやボットの名前)が、設定の「ボット検出パターン」に当てはまるとボットと判定します。初期値には、検索エンジン(Googlebot、bingbot など)、SEO ツール(AhrefsBot、SemrushBot など)、AI のクローラー(GPTBot、ClaudeBot、PerplexityBot など)の名前が入っています。パターンを変えると、それ以降に記録するアクセスから新しい判定になります。すでに記録したログの判定は変わりません。→ ボット検出パターン

疑わしいアクセス

設定の「疑わしいキーワード」を、ページの URL か User-Agent に含むアクセスです(攻撃の試みやスキャナーに多い文字列)。アクセス自体は拒否しません。

場所「疑わしい」の基準
一覧・合計・グラフから除く(初期状態)URL か User-Agent にキーワードを含む
一覧の赤い印(⚠)URL にキーワードを含む、または応答の番号が 400 以上(ボットの 404 は除く)
削除の「疑わしいアクセスのみ削除」、エクスポートの「疑わしいアクセスのみ」URL にキーワードを含む

キーワードを変えると、すでに記録したログの判定も裏で自動的にやり直します。