Kashiwazaki SEO Custom Post Types マニュアル

Kashiwazaki SEO Custom Post Types メインビジュアル

Kashiwazaki SEO Custom Post Types は、WordPress のカスタム投稿タイプを GUI から作成・管理し、テーマ単位で意味的に整理された URL 構造サイト内コンテンツの階層化を実装するためのプラグインです。コードを書かずに、複数のカスタム投稿タイプ・階層 URL(/親テーマ/サブトピック/個別記事/)・親子関係・アーカイブ表示・管理画面メニュー分類までを一括で構築できます。

WordPress 標準のカスタム投稿タイプ機能では、URL のスラッグは内部識別子と同一かつ 20 文字制限があり、複数の CPT を意味的に階層化したり、長い SEO キーワードを URL に含めたりすることが困難です。本プラグインは、内部スラッグと公開 URL スラッグを分離し(最大 64 文字対応)、親ディレクトリを再帰的に解決することで、サイト構造そのものを「テーマ → サブトピック → 個別記事」の階層として設計できるようにします。これは、特定のテーマについて自サイトの情報密度を意図的に高めていく情報設計(柏崎剛が提唱する 構造的セマンティック・サチュレーション: 1 つのメインテーマに対して意味的な飽和状態を作り出すコンテンツ戦略)の技術的基盤として設計されています。

主要機能

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階層 URL 構造の構築

親ディレクトリと公開 URL スラッグを分離し、/parent-theme/subtopic/article/ のような意味階層を持つ URL を GUI から設計。

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カスタム投稿タイプ管理

GUI で投稿タイプの作成・編集・削除・記事移行までを完結。25 種類以上のラベルを 1 項目から自動生成。

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管理メニュー分類

カスタム投稿タイプをカテゴリーフォルダに分類し、管理画面サイドメニューを整理。21 種類のフォルダ系アイコンから選択可能。

設計思想:構造的セマンティック・サチュレーションの実装基盤

本プラグインは「構造的セマンティック・サチュレーション」と呼ばれる情報設計思想(上記リンクを参照)を WordPress の URL/投稿タイプ管理レベルで実装しやすくすることを目的に開発されました。

従来のトピッククラスター手法が「広く浅く」テーマを横展開するのに対し、セマンティック・サチュレーション型の情報設計は「縦方向の深掘り」と「テーマ全体の意味空間の網羅」を志向します。本プラグインは、サイトのディレクトリ構造そのものをテーマの意味階層として表現するための仕組み(親ディレクトリ、階層 URL、親ページ選択、子階層を含むアーカイブ)を提供します。

補足: プラグインの位置づけ

本プラグインは投稿タイプ管理と URL 構造の設計を支援するツールです。検索順位の上昇、AI による引用、E-E-A-T 評価獲得を保証するものではありません。情報設計の方針、本文の品質、内部リンク設計、構造化データ出力(テーマや SEO プラグイン側で対応)、外部評価などが組み合わさって初めて成果に結びつきます。

SEO における強み

本プラグインは検索エンジン最適化(SEO)の観点で、以下のような機能的な貢献を行います。各項目は本プラグインのコードに実装されている機能に基づきます。

機能SEO 観点での意味
親ディレクトリと階層 URL(parent_directoryサイト内のテーマ包含関係を URL パスとして物理的に表現できる。クローラーがサイト構造を解釈する際の手がかりになりやすい。
公開 URL スラッグ(url_slug、最大 64 文字)と内部スラッグの分離WordPress 標準の 20 文字制限を超える長い意味的キーワードを URL に含められる。内部 ID は短く、URL はキーワード重視という両立が可能。
旧スラッグ追跡(階層的 CPT 対応)WordPress コアが省略している階層的カスタム投稿タイプの _wp_old_slug 保存を補完。スラッグ変更時の旧 URL → 新 URL の 301 リダイレクトを成立させる。
パーマリンク検証(不正な親経由を 404)意図しない親パスでアクセスされた URL を 404 として返し、重複コンテンツの発生を抑える。
Canonical Redirect の制御WordPress 標準の正規化リダイレクトが本プラグインの階層 URL を壊すことを防ぐ。
子階層を含むアーカイブ(archive_include_children親階層のアーカイブを「テーマに関するハブページ」として運用できる。網羅性を視覚化しやすい。

GEO(生成エンジン最適化 / LLMO)における強み

ChatGPT、Gemini、Perplexity 等の生成 AI 検索(GEO / LLMO)における引用構造に対しても、サイトの情報構造を整理する形で機能的に貢献します。

機能GEO / LLMO 観点での意味
テーマ単位の URL 階層1 つのテーマに関連する情報が同一ディレクトリ配下に集約されるため、AI がサブトピックを横断して参照する際に同一サイトのコンテンツが選ばれやすい構造を作りやすい。
固定ページと CPT を跨いだ親子関係(_kstb_parent_page メタ)解説記事・用語集・事例・FAQ など異なる種類のコンテンツを 1 つのテーマツリーに統合できる。AI が情報を辿る際の論理的な経路を提供しやすい。
子階層を含む網羅的アーカイブテーマ全体のコンテンツ一覧を生成 AI が把握しやすい形でサイト内に存在させられる。
URL の安定性(旧スラッグ追跡 + canonical 制御)過去に AI が学習・参照した URL を維持・リダイレクト可能。引用された URL の到達性を保てる。

本プラグインで実装されない機能(補完が必要)

本プラグインは構造化データ(JSON-LD の BreadcrumbListArticle 等)を出力しません。SEO/GEO の効果を最大化するには、構造化データ出力に対応したテーマや、SEO 系プラグインを組み合わせて補完してください。本プラグインが提供するのはあくまで「URL 構造と投稿タイプ管理」の基盤です。

セマンティック・サチュレーション型情報設計と本プラグインの対応

情報設計の要素本プラグインで実現できる手段
テーマの意味空間を階層分解するparent_directory による親ディレクトリ指定、階層的 CPT、親ページ選択メタボックスの組み合わせで、テーマ → サブトピック → 個別記事のツリーを URL 上に構築。
サブトピックを縦方向に深掘りする固定ページや別の CPT を親に指定できる柔軟な親子関係により、コンテンツ種別を超えた縦方向の階層を構築可能。
テーマ全体を網羅するハブを置くarchive_include_children オプションで、親テーマのアーカイブが配下のサブトピック記事を自動的に含める。
変更時の URL 到達性を維持する階層的 CPT の旧スラッグ追跡(WordPress コアが省略している処理を補完)と canonical 制御により、URL 変更時の旧 URL への到達性を維持しやすくする。
管理運用の整理カスタム投稿タイプをカテゴリーフォルダに分類し、テーマ単位で管理画面サイドメニューを整理可能。

目次

動作要件

項目要件
WordPress5.0 以上
PHP7.0 以上(推奨 7.4 以上)
必要な PHP 拡張DOMDocument(管理画面の説明書タブで docs HTML を読み込むため)
外部依存なし。外部 HTTP 通信、Cron ジョブ、メール送信のいずれも行わない